食文化圏 / 西欧

英国・アイルランド料理の成立史

西欧の食文化圏「英国・アイルランド」に属する料理 3 品の成立史。 いつ・どこで成立したかを、3ゲート(食材入手/調理技術/場)・確度2軸・検証ログで根拠まで辿れます。

この食文化圏の指紋 DB由来のデータ集計(装飾でなく事実)

律速になりがちな食材成立を決めた律速食材として現れた回数(料理数)。

  • タラ1
  • 缶詰(保存肉の大量流通)1

食材が届いた経路律速食材の到来経路(channel)の傾向。在来=もとから現地にあった食材。

  • 缶詰1
  • 鉄道・冷蔵による鮮魚の安定流通1

成立年代の分布成立年代の分布(最古 1840 年〜最新 1960 年)。

  • 近代2
  • 現代1

起源説の確度起源説の固さ(A=構造的必然〜D=要検証)の内訳。C/D は諸説・反証ありの料理。

  • C C=諸説・通説2
  • B B=学術定説1

所属する料理 3

  • 定番 フィッシュ&チップス 英国 1840–1870 時A説B

    フィッシュ&チップスを19世紀半ばの英国で成立させたのは、タラでもジャガイモでもなく、内陸まで安く鮮魚を運んだ鉄道とトロール漁という流通インフラだった。最初に売った店がロンドンのマリンかモスリーのリーズかは、いまも決着していない。

  • 定番 コンビーフ 英国 1873–1950 時B説C

    缶詰のコンビーフは、古くからある塩漬け牛肉をただ缶に詰めただけのものではない。19世紀の後半、南米の牛肉を安く大量に運べるようになって初めて生まれた大衆食である。もっとも、これを「在来の塩蔵の延長」とみる声もあって、どこを始まりとするかは今も定まらない。

  • チキン・ティッカ・マサラ 英国 1960–1975 時B説C

    「1971年、グラスゴーの料理人が客の一皿に缶のトマトスープをとっさに足して生まれた」——チキン・ティッカ・マサラの有名な誕生譚は、当の関係者まわりが作り話だと認めて崩れている。

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