起源が確実な料理は、ほとんどない
Meshinomy は収録 1731 品の起源を出典で検証してきた。 そのうち、発祥が構造的に確実——物理制約から起源譚がほぼ一つに絞れる A と言えるのは、わずか 3 品だけ。多くの料理は、諸説のあいだにとどまる。
起源説確度が A の料理は 3 / 1731 品 (0.2%)。
A
A=構造的必然(物理制約)
3 品 0.2%
B
B=学術定説
919 品 53.1%
C
C=諸説・通説
777 品 44.9%
D
D=出典不明・単一・創られた伝統(要検証)
32 品 1.8%
起源が確実と言える 3 品
物理制約(律速となる食材・技術・場)から、発祥がほぼ一つに絞れる—— それが起源説確度 A(構造的必然)だ。
なぜ、起源はたいてい不確かなのか
料理の発祥には、たいてい「誰が最初に作ったか」を示す確かな一次史料が残らない。 後世の逸話や店の由来書き、王侯にまつわる伝説が、確証のないまま定説の顔をしてしまう。 そこで Meshinomy は、断定ではなく起源説の確からしさを A〜D の4段階で示す。
- AA=構造的必然(物理制約)
- BB=学術定説
- CC=諸説・通説
- DD=出典不明・単一・創られた伝統(要検証)
ここで数えているのは起源説確度(発祥譚の固さ)の1軸だ。 確度はもう1軸、時期確度(成立時期の固さ)も別に持つ。両者は別物なので、 この分布を成立時期の確からしさと読み替えないでほしい。 諸説(C)や要検証(D)の見方は有名なのに諸説ある起源や 通説 vs 史料で辿れる。