食文化圏 / 東アジア
韓国・朝鮮料理の成立史
東アジアの食文化圏「韓国・朝鮮」に属する料理 5 品の成立史。 いつ・どこで成立したかを、3ゲート(食材入手/調理技術/場)・確度2軸・検証ログで根拠まで辿れます。
この食文化圏の指紋 DB由来のデータ集計(装飾でなく事実)
律速になりがちな食材成立を決めた律速食材として現れた回数(料理数)。
食材が届いた経路律速食材の到来経路(channel)の傾向。在来=もとから現地にあった食材。
成立年代の分布成立年代の分布(最古 1700 年〜最新 1953 年)。
起源説の確度起源説の固さ(A=構造的必然〜D=要検証)の内訳。C/D は諸説・反証ありの料理。
所属する料理 5
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定番 キムチ(唐辛子入り)
韓国 1700–1850
時A説C
真っ赤なキムチは古代から続く韓国の伝統と思われがちだが、その赤を生む唐辛子は新大陸原産で、朝鮮に届いたのは17世紀である。現行の赤いキムチの成立は18〜19世紀とみてよい。
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定番 ビビンバ
韓国 1700–1900
時B説C
ご飯に山菜や肉を彩りよく載せ、ひと匙のたれで混ぜて食べる韓国の一皿。だが、誰もが思い浮かべるあの赤いコチュジャンの色は、料理そのものよりずっと若い。
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定番 チャプチェ
韓国 1919–1930
時B説C
いまのチャプチェは春雨が主役だが、その名で17世紀の宮廷に供されたのは、春雨も肉もない野菜の和え物だった。同じひとつの名のもとに、宮廷の和え物と、近代の春雨炒めという、別々の段階が同居している。
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定番 プルコギ
朝鮮半島(韓国) 1920–1960
時B説B
甘辛く漬け込んだ薄切りの牛肉を焼くプルコギを、高句麗の貊炙(メクジョク)から続く古代の料理だとする話は、よく耳にする割に原典の裏づけを欠く。今あるプルコギは、二十世紀に入ってから整った新しい料理である。
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定番 トッポッキ
朝鮮半島 1953–1953
時B説C
屋台の赤くて辛いトッポッキを「朝鮮古来の伝統料理」と思うのは、じつは間違いだ。辛さのもとである唐辛子は16世紀末以降に海を渡って朝鮮半島へ来た新大陸の作物で、赤いコチュジャン味のトッポッキは1953年にソウルの新堂洞で広まった、ごく新しい料理である。