食材から辿る / 旧大陸
ラード 素材 時期 C検証済
ラードが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
3ゲート
- 食材入手ゲート
- 家畜豚の脂身(背脂・網脂・腎周囲脂)。豚の家畜化は近東アナトリア(チャヨヌ等)で前8500年ごろ=幅 前9500〜前8000(Price & Hongo 2020)と、中国・黄河流域で前6600年ごろ(Wang et al. 2017)に独立して成立。原産地では在来。野生イノシシからも脂は取れるが蓄脂の多い家畜豚が量的前提
- 調理技術ゲート
- 脂身を刻んで弱火で加熱し、融けた脂を漉して冷やし固める精製(レンダリング)。加熱源と容器だけで足り特別な設備・発酵・器具を要さない在来技術
- 場ゲート
- 農家・家庭の屠畜にともなう自家生産と保存(原産地では食材入手と同年に成立)。場ゲートは退化
各地への伝来 2
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 1頃 中国 在来
- 1522〜1550頃 メキシコ 植民地交易
ラードの到来が成立を縛った料理 1
ラードが届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の物理的な下限になります。
- フラウタス メキシコ1900年ごろ