食材から辿る / 旧大陸
デュラム小麦セモリナ 素材 時期 B検証済
デュラム小麦セモリナが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3つの成立条件(食材・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
3つの成立条件
- 食材の条件
- デュラム小麦(硬質四倍体小麦)の栽培化(入手)=エンマー小麦からの派生・肥沃な三日月地帯~地中海(紀元後1千年紀に地中海で優勢化)
- 調理技術の条件
- 粗挽き製粉(セモリナ)=硬質小麦を粗い粒に挽く
- 場の条件
- 地中海・マグリブでの乾麺・クスクス食での成立(初期アラブ帝国が促進)
各地への伝来 4
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 100〜1000年 マグリブ 在来在地栽培
- 900〜1154年 シチリア 在来加工
- 1200頃 南アジア 在来加工
- 1826〜1886年 ミャンマー 植民地交易流通
デュラム小麦セモリナの到来が成立を縛った料理 2
デュラム小麦セモリナが届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の成り立ちうる最も早い年になります。
- パスタ・コン・レ・サルデ シチリア900年ごろ
- サンウィンマキン ミャンマー1850年ごろ
デュラム小麦セモリナを使う料理 17
- ハルヴァ エジプト700年ごろ
- カタイフ レバント・エジプト800年ごろ
- スフーフ レバノン850年ごろ
- クスクス マグリブ1100年ごろ
- レフタ アルジェリア1250年ごろ
- バスブーサ エジプト1300年ごろ
- マアムール シリア1516年ごろ
- クナーファ レバント1800年ごろ
- ハルワ・プリ パキスタン1800年ごろ
- ロショゴラ バングラデシュ1868年ごろ
- ハラーウェット・アル・ジブン シリア1870年ごろ