食文化圏 / ラテンアメリカ

ブラジル料理の成立史

ラテンアメリカの食文化圏「ブラジル」に属する料理 5 品の成立史。 いつ・どこで成立したかを、3ゲート(食材入手/調理技術/場)・確度2軸・検証ログで根拠まで辿れます。

この食文化圏の指紋 DB由来のデータ集計(装飾でなく事実)

律速になりがちな食材成立を決めた律速食材として現れた回数(料理数)。

  • オリーブ油1
  • ササゲ豆1
  • チーズ1
  • 豚肉(各部位)1

食材が届いた経路律速食材の到来経路(channel)の傾向。在来=もとから現地にあった食材。

  • 植民地交易3

成立年代の分布成立年代の分布(最古 1500 年〜最新 1880 年)。

  • 近世4
  • 近代1

起源説の確度起源説の固さ(A=構造的必然〜D=要検証)の内訳。C/D は諸説・反証ありの料理。

  • C C=諸説・通説3
  • B B=学術定説2

所属する料理 5

  • 定番 パォン・デ・ケージョ ブラジル 1880–1900 時B説C

    もちもちと弾力のある、小麦を使わないブラジルのチーズパン。キャッサバ澱粉でパンを焼く工夫と、チーズを練り込んだ現在の形は、別々の時代に重なって生まれた。

  • フェイジョアーダ ブラジル 1500–1800 時B説B

    「奴隷が主人の捨てた屑肉を黒豆と煮込んで生まれた」——フェイジョアーダの最も有名な起源譚は、史料の裏付けを欠く近代の都市伝説である。真の源流はポルトガル北部の豆と豚の煮込みにあった。

  • アカラジェ ブラジル・バイーア州サルバドール 1600–1800 時B説C

    ブラジル・バイーアの街頭でバイアーナの女性が売る、ササゲ豆を揚げた一品。海を渡ってきた西アフリカの豆フリッターが、奴隷貿易の終着地で新たな料理として根づいた。

  • モケカ ブラジル・バイーア州サルバドール 1600–1800 時B説C

    鮮やかな赤い油をまとった魚介の煮込みモケカは、ブラジル・バイーアで先住民・ポルトガル・アフリカの三つの食文化が出会って生まれた一皿である。

  • モケカ・カピシャーバ ブラジル・エスピリトサント州 1600–1900 時B説B

    ブラジル・エスピリトサント州の魚介煮込み。同じモケカでも、隣のバイーア州がアフリカ由来のデンデ油とココナッツミルクで仕立てるのに対し、こちらはオリーブ油と在来のアナトーで仕上げる別系統の郷土料理である。

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