漬物の料理と呼び名の移り変わり
「漬物」と呼ばれる料理 13 品。
野菜などを塩に漬けたり、塩漬けしたものをさらにぬか・酒かす・醤油・酢などに漬けたりした食べ物の呼び名(農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」の解説による)。
呼び名の移り変わり 2
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927年
927年にまとめられた『延喜式』は、宮中の食事を受け持つ内膳司の備品として、醤・酢・未醤(味噌の前身)とならべて「漬物」を納める韓櫃(脚の付いた箱)を挙げている。
(『延喜式』巻三十九 内膳司(『国史大系』第13巻, 経済雑誌社, 1900年・国立国会図書館デジタルコレクション 印刷頁1022))
韓櫃五合。四合納醬酢未醬并漬物料。一合納御米料。
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1836年
1836年、江戸の小田原屋の主人が、四季の漬物の漬け方を集めた本を『漬物塩嘉言』(またの名を『漬物早指南』)の名で出した。
(小田原屋主人『四季漬物塩嘉言』(和泉屋市兵衛ほか・天保7年〔1836〕春刊)国立国会図書館デジタルコレクション 請求記号 特1-2744 見返し)
漬物鹽嘉言 一名漬物早指南 小田原屋主人著
このジャンルの料理 13
- いぶりがっこ 日本遅くとも 1931 年までに 時C説B出典 3 件
- しば漬 日本遅くとも 1897 年までに 時C説B出典 2 件
- すぐき漬 日本遅くとも 1695 年までに 時C説B出典 2 件
- ぬか漬け 日本遅くとも 1695 年までに 時C説B出典 4 件
- べったら漬 日本遅くとも 1893 年までに 時C説B出典 6 件
- らっきょう漬 日本遅くとも 1880 年までに 時C説B出典 2 件
- 千枚漬 日本遅くとも 1881 年までに 時C説B出典 4 件
- 奈良漬 日本遅くとも 1557 年までに 時C説B出典 4 件
- 守口漬 日本遅くとも 1712 年までに 時C説B出典 4 件
- 梅干し 日本遅くとも 1496 年までに 時C説B出典 2 件
- 沢庵漬け 日本遅くとも 1730 年までに 時C説C出典 4 件
- 福神漬 日本遅くとも 1892 年までに 時C説B出典 3 件
- 野沢菜漬 日本遅くとも 1895 年までに 時C説B出典 3 件
各料理をこのジャンルに入れた根拠
- いぶりがっこ:
燻煙を使い、独特の製法で乾燥させた大根を漬けたいぶりがっこは、横手市など秋田県の内陸南部地方で受け継がれてきた漬物である。
(農林水産省「いぶりがっこ」にっぽん伝統食図鑑) - しば漬:
代表的なものには、「千枚漬」「すぐき漬」「しば漬」「菜の花漬」「京壬生菜漬」などがあり、それぞれに生産時期や旬が異なる。
(農林水産省「にっぽん伝統食図鑑 京漬物(京都府)」農林水産省ウェブサイト) - すぐき漬:
すぐき菜は、京都市北区上賀茂に伝承する在来のかぶの一種で、漬物に加工された際、特有の風味のある酸味(乳酸発酵)があることから「すぐき(酸茎)」と名付けられました。
(京都府「すぐき菜(すぐき)」京都府ウェブサイト) - ぬか漬け:
漬物の代表的なものといえば「ぬか漬け」である。
(農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」伝統食の分類「漬物」(農林水産省ウェブサイト)) - べったら漬:
べったら漬けは、塩で下漬けした大根を米麹と砂糖で漬け込んだ、ほんのりと甘い漬物。
(農林水産省「べったら漬け(東京都)」にっぽん伝統食図鑑(農林水産省ウェブサイト)) - らっきょう漬:
らっきょう漬け(らっきょうづけ) 分類(大) 農産 分類(小) 漬物
(農林水産省「らっきょう漬け(鳥取県)」にっぽん伝統食図鑑) - 千枚漬:
宮中で評判の漬物は京都の町衆の間で「千枚漬け」と呼ばれて人気となり、漬物商らがこぞって作り始めた事から市井の物となりました。
(千枚漬本家 大藤「千枚漬 280g+京つけもの(きざみみぶ菜・味しば漬)セット」京都府京都市のふるさと納税返礼品ページ(ふるなび・事業者の指定による掲載)) - 奈良漬:
「奈良漬け」は平城京の時代から伝わる奈良県の伝統食。塩漬けしたさまざまな野菜(白ウリ、きゅうり、小型メロン、だいこん、セロリなど)を酒かすに漬けたかす漬けの一種である。酒かすを数回漬け替えることで、風味豊かな漬物となる。
(農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」伝統食の分類「漬物」(農林水産省ウェブサイト)) - 守口漬:
守口大根の由来は諸説あるが、豊臣秀吉が大阪の守口で細長大根の漬物を食した際に、守口漬と命名したことから、守口大根と呼ばれるようになったと言われている。
(農林水産省「守口漬(愛知県)」にっぽん伝統食図鑑) - 梅干し:
たくわんと並ぶ代表的な漬物といえば「梅干し」。
(農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」伝統食の分類「漬物」(農林水産省ウェブサイト)) - 沢庵漬け:
乾燥させた大根をぬか味噌に漬け込んだ漬物が、たくわんである。
(農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」伝統食の分類「漬物」(農林水産省ウェブサイト)) - 福神漬:
また、発酵していない漬物として梅干しや紅しょうが漬け、福神漬けなどの「浅漬」や「調味漬」など、醤油や酢などの調味液に短期間漬け込み、食材に味を染み込ませたものである。
(農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」伝統食の分類「漬物」(農林水産省ウェブサイト)) - 野沢菜漬:
長野県を代表する、「お葉漬け」「お菜漬け」と呼ばれる菜類の漬物の一つ。
(農林水産省「野沢菜漬け(長野県)」にっぽん伝統食図鑑(農林水産省ウェブサイト))
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