食文化圏 / 北米
米国中西部料理の成立史
北米の食文化圏「米国中西部」に属する料理 3 品の成立史。 いつ・どこで成立したかを、3ゲート(食材入手/調理技術/場)・確度2軸・検証ログで根拠まで辿れます。
この食文化圏の指紋 DB由来のデータ集計(装飾でなく事実)
律速になりがちな食材成立を決めた律速食材として現れた回数(料理数)。
食材が届いた経路律速食材の到来経路(channel)の傾向。在来=もとから現地にあった食材。
成立年代の分布成立年代の分布(最古 1899 年〜最新 1950 年)。
起源説の確度起源説の固さ(A=構造的必然〜D=要検証)の内訳。C/D は諸説・反証ありの料理。
所属する料理 3
-
定番 ブラウニー
米国・シカゴ 1899–1910
時B説D
濃密でしっとりしたチョコレート菓子ブラウニー。シカゴのパーマーハウス・ホテルが1893年の万博向けに考案したという有名な話には、当時の裏付けが一つも見つからない。
-
シカゴ・イタリアンビーフ
米国・シカゴ 1900–1940
時B説C
シカゴの薄切り牛肉サンド。「結婚式で大人数に肉を行き渡らせた移民の節約料理」という起源譚は語り継がれてきたが、一次史料では裏づけられない。最初の一軒は、今も突き止められないままだ。
-
ジューシールーシー
米国・ミネアポリス(ミネソタ州) 1950–1960
時B説C
溶けたチーズを肉で包んで焼くミネアポリスの名物バーガー「ジューシールーシー」。発祥をめぐり、二つのバーが半世紀以上も譲らずにいる。