食文化圏 / サブサハラ

東アフリカ料理の成立史

サブサハラの食文化圏「東アフリカ」に属する料理 5 品の成立史。 いつ・どこで成立したかを、3ゲート(食材入手/調理技術/場)・確度2軸・検証ログで根拠まで辿れます。

この食文化圏の指紋 DB由来のデータ集計(装飾でなく事実)

律速になりがちな食材成立を決めた律速食材として現れた回数(料理数)。

  • インゲン豆1
  • ジャガイモ1
  • トウモロコシ1
  • トウモロコシ(メイズ)1
  • 小麦粉1
  • 牛肉1

食材が届いた経路律速食材の到来経路(channel)の傾向。在来=もとから現地にあった食材。

  • 交易路1
  • 在来1
  • 新大陸交換1
  • 植民地交易1

成立年代の分布成立年代の分布(最古 1700 年〜最新 1880 年)。

  • 近世2
  • 近代2

起源説の確度起源説の固さ(A=構造的必然〜D=要検証)の内訳。C/D は諸説・反証ありの料理。

  • C C=諸説・通説5

所属する料理 5

  • ニャマチョマ 東アフリカ(ケニア・タンザニア) ?–? 時C説C

    東アフリカを代表する炭火焼きの肉料理。牛を焼いて食べる暮らしそのものは数千年来の古さだが、『ニャマチョマ』という名のひと皿が外食の定番になったのは、ナイロビのような都市が大きくなった20世紀のことである。

  • ウガリ 東アフリカ(ケニア・タンザニア) 1700–1900 時B説C

    東アフリカの食卓を毎日支える練り粥ウガリ。その主役メイズ(トウモロコシ)は新大陸生まれの作物で、いまの一杯は「太古から続くアフリカ土着の料理」ではなく、外から来たメイズが在来の雑穀を押しのけて生まれた近世以降の主食である。

  • ピラウ 東アフリカ(スワヒリ海岸) 1700–1900 時C説C

    東アフリカの**ピラウ**は、インド洋を渡ってきた米と香辛料が、スワヒリ海岸の港町で炊き込み米飯として根づいた一皿である。ペルシアやインド、アラブのどこか一つを「発祥」とする話が語られてきたが、そのいずれか一系統に帰す確かな証拠はない。

  • マンダジ 東アフリカ(スワヒリ海岸) 1800–1950 時C説C

    マンダジは、インド洋の交易が運んだ小麦・砂糖・カルダモンが、ココナッツの実る東アフリカの海岸で出会って生まれた揚げ菓子である。一つの土地の料理が移ってきたのではなく、海を越えた素材と技がスワヒリ海岸で溶け合った総合だった。

  • ムキモ ケニア(キクユ圏) 1880–1920 時C説C

    中央ケニアのキクユの人々が、祝いの席で囲んできた搗き混ぜ料理。素朴で古そうに見えるが、いまのジャガイモとトウモロコシとインゲン豆でできた姿は、植民地時代より前にはありえなかった。

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