食文化圏 / 東南アジア

フィリピン料理の成立史

東南アジアの食文化圏「フィリピン」に属する料理 3 品の成立史。 いつ・どこで成立したかを、3ゲート(食材入手/調理技術/場)・確度2軸・検証ログで根拠まで辿れます。

この食文化圏の指紋 DB由来のデータ集計(装飾でなく事実)

律速になりがちな食材成立を決めた律速食材として現れた回数(料理数)。

  • タマリンド1
  • 豚肉1
  • 1

食材が届いた経路律速食材の到来経路(channel)の傾向。在来=もとから現地にあった食材。

  • 在来2

成立年代の分布成立年代の分布(最古 1000 年〜最新 1565 年)。

  • 中世1
  • 近世2

起源説の確度起源説の固さ(A=構造的必然〜D=要検証)の内訳。C/D は諸説・反証ありの料理。

  • C C=諸説・通説2
  • B B=学術定説1

所属する料理 3

  • シニガン フィリピン 1000–1500 時B説B

    フィリピンの酸っぱいスープ、シニガン。この料理を決めるのは特定の食材ではなく「酸味で煮る」という技そのもの。スペインが来る前から、この地にあった在来の味である。

  • アドボ フィリピン(ルソン) 1500–1700 時B説C

    酢でじっくり煮込む、フィリピンの国民食アドボ。スペイン語で「漬ける」を意味する名を持つが、その調理そのものはスペイン人が来るより前からの土地の技だった。名は植民地が与え、料理は先住の人々が育てた——二つの層からなる一皿である。

  • レチョン フィリピン(セブ等) 1565–1700 時B説C

    フィリピンの祝祭に欠かせない子豚の丸焼きレチョン。スペインが持ち込んだ料理と思われがちだが、豚を丸ごと焼く習わしは植民地化のはるか前から島々にあった。

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