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ホレシュ・ゲイメ 時期 C起源説 B検証済

確度は2軸: 時期=成立時期の固さ/起源説=発祥譚(説)の固さ(A〜Dの4段階・別々に持つ)。確度とは?→

イラン ・ 伝統的なペルシアのホレシュ(煮込み)料理。主要食材すべてが旧大陸/在来(黄割りエンドウ=肥沃な三日月地帯で新石器時代に栽培化された旧大陸豆・干しライム(limu Omani)=旧大陸柑橘の交易品・羊/牛肉・玉ねぎ)で外来食材の律速を持たない。単一の考案者・年代は特定されない。賽の目肉と豆の煮込みは古いペルシア料理の系譜をうかがわせるが、ゲイメを名指す料理書初出は未特定(現存最古のペルシア料理書は1521年サファヴィー朝の Kārnāma)。トマトは近代に一般化した任意の追加要素で律速でない。

記章(DB由来の作図・装飾/監修・認証ではない)|起源説確度B・検証済B記章(DB由来の作図・装飾)

黄割りエンドウと賽の目肉を干しライムで煮込むこのペルシアの家庭料理は、名前からしてテュルク語の「刻み肉」に由来する。今おなじみの赤いトマト色は、近代に加わった新しい装いにすぎない。

3ゲート

食材入手ゲート
主要食材すべて在来/旧大陸。黄割りエンドウ(لپه)=肥沃な三日月地帯で新石器時代に栽培化された旧大陸豆・干しライム(limu Omani)=旧大陸柑橘の交易品で数世紀前からペルシア料理に定着・羊/牛肉・玉ねぎ=在来。外来食材の律速なし。トマトは新大陸だが近代の任意の追加要素で定義食材でない。
調理技術ゲート
米に添える弱火長時間の煮込み(ホレシュ)。確立済みの在来ペルシア調理技術。
場ゲート
家庭・日常のペルシア料理。かつムハッラム月アーシューラーのナズリ(宗教的献供食)として共同体で広く供される。特別な場ゲートによる律速なし。

起源説

定説

伝統的ペルシアのホレシュ(挽き肉と黄割りエンドウの煮込み)説 B

ホレシュ・ゲイメは、賽の目に切った肉(gheimeh<ペルシア語 qeyme<テュルク語 qıyma『挽き肉/刻み肉』)と黄割りエンドウ(لپه)を干しライム(limu Omani)・アドヴィエ(香辛料)で煮込むペルシアの伝統的家庭料理。主要食材はすべて旧大陸…続きを読む

ホレシュ・ゲイメは、賽の目に切った肉(gheimeh<ペルシア語 qeyme<テュルク語 qıyma『挽き肉/刻み肉』)と黄割りエンドウ(لپه)を干しライム(limu Omani)・アドヴィエ(香辛料)で煮込むペルシアの伝統的家庭料理。主要食材はすべて旧大陸/在来(黄割りエンドウ・干しライム・肉・玉ねぎ)で外来食材の律速を持たず、単一の考案者・年代は特定されない。賽の目肉(qeyme)と豆類を用いた煮込みはペルシア料理の古い系譜をうかがわせる(現存最古のペルシア料理書は1521年サファヴィー朝の Kārnāma で賽の目肉と豆を用いた料理を含む)が、ゲイメそのものを名指す料理書初出は未特定で、ガージャール朝料理書での具体的attestationも裏づけとなる出典を確認できていない。トマトは近代に一般化した任意の追加要素で料理の定義食材ではない。ムハッラム月アーシューラーのナズリ(宗教的献供食)として広く供される。

解説

ホレシュ・ゲイメは、賽の目に切った羊または牛の肉と黄割りエンドウ(レペ)を、干しライム(リムー・オマーニ)とアドヴィエと呼ばれる混合香辛料でじっくり煮込む、ペルシアの伝統的な家庭料理である。仕上げに細切りのフライドポテトを載せ、炊いた米に添えて供する。

この一皿を支える素材は、いずれもペルシアの台所に古くから根づいたものだ。黄割りエンドウのもとになるエンドウは、肥沃な三日月地帯で新石器時代に栽培化された旧大陸の豆で、乾かして割ればいつでも使える保存食になる。酸味の芯となる干しライムは、旧大陸の柑橘を丸ごと干した交易品で、数世紀前からペルシア料理に定着していた。羊や牛の肉、玉ねぎも土地の日常食材である。こうした在来の素材だけで味が組み上がるため、この料理の骨格は古いペルシアの煮込みにそのまま連なる。

調理は、米に添える弱火長時間の煮込み(ホレシュ)という確立した技法による。ゲイメを名指す料理書初出は今のところ特定されていないが、現存最古のペルシア料理書である1521年サファヴィー朝のKārnāmaには賽の目肉と豆を用いた料理があり、系譜の古さをうかがわせる。

ゲイメは家庭の日常食であると同時に、イスラム暦ムハッラム月アーシューラーの追悼の折に、ナズリと呼ばれる宗教的な献供食として大鍋で炊き出され、地域の人々に広く振る舞われてきた。

検証ストーリー

ゲイメ(gheimeh)という名は、豆の名でも料理法の名でもなく、賽の目に刻んだ肉そのものを指す。ペルシア語のゲーマを介して、テュルク語で「刻み肉・挽き肉」を意味するqıymaにさかのぼる語で、この煮込みの主役がもともと細かく切った肉であったことを、名が今に伝えている。

今日の食卓でこの料理を赤く染めるトマトは、後から加わった新参の素材である。トマトは新大陸原産で、中東の台所に広まったのは近代に入ってからのことだった。それ以前から、干しライムの酸味と香辛料で味を組み立てるこの煮込みは成り立っており、トマトはあってもなくてもよい彩りにとどまる。名の由来をたどれば、この一皿の古い芯は刻んだ肉と割りエンドウにあって、赤い色はごく新しい上塗りにすぎない。

検証ログ 追記専用の監査証跡

日付結果確度主張 / 出典更新者
2026-07-15 None —→—
網羅リスト取り込み時の代表出典(研磨の出発点)
PDM
2026-07-16 支持 None→B
ホレシュ・ゲイメは主要食材すべて在来/旧大陸(黄割りエンドウ・干しライム・肉・玉ねぎ)の伝統的ペルシアのホレシュで、外来食材ゲートを持たず単一考案者は特定されない。gheimeh はテュルク語 qıyma『挽き肉』由来。トマトは近代の任意追加要素で律速でない。
出典: Gheimeh — Wikipedia 重み1
polisher-1
2026-07-17 不明 B→B
サファヴィー朝・ガージャール朝の料理書に類似の豆入り肉煮込み(ゲイメ相当)が見える、との文献attestation断定
polisher-1

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