イングリッシュ・ソルト・ビーフ・サンドイッチ(English Salt-Beef Sandwiches)は、冷めた茹で塩漬け牛肉の薄切りと、西洋わさびに卵黄と泡立てた生クリームを合わせたソースを、バターを塗ったパンに挟むサンドイッチである。名前は英国を指しているが、いま知られている記録は米国の料理書で、遅くとも1912年にはこの名で載っていた。
3ゲート
- 食材入手ゲート
- 冷めた茹で塩漬け牛肉、西洋わさび、卵黄、塩、生クリーム、パン、バター(1912年 ローラー『Sandwiches』頁54)
- 調理技術ゲート
- 生クリームを固く泡立て、すりおろした西洋わさびに卵黄と塩を混ぜて泡立てた生クリームを合わせたソースを作り、冷めた茹で塩漬け牛肉の薄切りとこのソースをバターを塗ったパンに挟む
- 場ゲート
- サンドイッチを扱う米国の料理書に載る。この本はサンドイッチを主に立食の昼食や夜の集まりに出すものとする
成立年代と成立ゲート
最後に揃った食材(パン)は在来で、到来による制約がない。下限の縦線は無く、帯は成立年代を示す。
検証メモ: 冷めた茹で塩漬け牛肉の薄切りと、すりおろした西洋わさびに卵黄と泡立てた生クリームを合わせたソースを、バターを塗ったパンに挟むサンドイッチ。1912年にフィラデルフィアで出た S. T. ローラー『Sandwiches』の改訂増補版が『English Salt-Beef Sandwiches』の名で載せる。同じ本の前の頁には、コンビーフの薄切りと、泡立てた生クリームと西洋わさびのソースをクレソンとともに挟む『Plain Corned Beef Sandwiches』も載る。この本の初版は1894年だが、初版にこの条があったかは確かめられていない。呼び名の国英国に全く同じものがあるかは分かっていない。
起源説
未確定
★主 遅くとも1912年の米国の料理書、S. T. ローラー『Sandwiches』に『English Salt-Beef Sandwiches』の名で載っていた(始まりは未特定) B
フィラデルフィアで出た S. T. ローラー(Sarah Tyson Rorer)『Sandwiches』の改訂増補版(1912年)は、頁54に『English Salt-Beef Sandwiches』の見出しで、生クリーム半カップを固く泡立て、すりおろした西洋わさび大さじ4に卵黄1個を加え、塩をソルトスプーン(小さな塩さじ)1杯入れて混ぜ、泡立てた生クリームを合わせ、冷めた茹で塩漬け牛肉のごく薄い切り身とこのソースをバターを塗った薄いパンに挟む作り方を載せる。この本は1894年に初版が出た、サンドイッチだけを扱った米国で最初の料理書とされる。1894年の初版にこの条があったかは確かめられていない。呼び名の国英国に全く同じものがあるかも分からず、誰がいつ作り始めたかは分からない。
解説
泡立てた生クリームで西洋わさびのソースを作る
1912年にフィラデルフィアの出版社 Arnold and Company から出た S. T. ローラー(Sarah Tyson Rorer)の『Sandwiches』の改訂増補版は、頁54に「English Salt-Beef Sandwiches」を載せている。作り方はソースから始まる。生クリーム半カップをごく固く泡立てておき、ボウルにすりおろしたての西洋わさび大さじ4杯(酢を絞り切った西洋わさびでもよい)を入れて、卵黄1個と塩ソルトスプーン(小さな塩さじ)1杯を加える。これを混ぜ合わせてから、泡立てた生クリームをさっくりと混ぜ込む。
薄切りの牛肉とソースをパンに重ねる
牛肉は、冷めた茹で塩漬け牛肉をごく薄く切って用意しておく。薄く切ったパンにバターを塗り、塩漬け牛肉をひと並べ置いて、その上に西洋わさびのソースを薄くのばし、バターを塗ったパンをもう一枚重ねる。
立食の昼食や夜の集まりのために
ローラーのこの本はサンドイッチを扱う米国の料理書で、序の章では、サンドイッチは主に立食の昼食や夜の集まりに出すもので、そこで求められるのは軽くても腹にたまる食事だけだとしている。「English」の名を持つこの一品は、イングリッシュ・サンドイッチのひとつにあたる。
検証ストーリー
ローラーの『Sandwiches』には、塩漬け牛肉を挟むサンドイッチの条が三つある。目次では頁53に「Corned Beef Sandwiches」と「Plain Corned Beef Sandwiches」、頁54にこの「English Salt-Beef Sandwiches」が載っている。
すぐ前の頁53にある「Plain Corned Beef Sandwiches」は、火を通したコンビーフをごく薄く切り、バターを塗ったパンに一枚のせて、クリームで仕立てた西洋わさびのソースを小さじ1杯のせて広げ、クレソンの葉で覆う。塩漬け牛肉の薄切りに西洋わさびとクリームのソースを合わせてパンに挟むところは、頁54の品と変わらない。肉の呼び方は、頁53では corned beef、頁54では salt beef となっている。同じ本のなかで、よく似た作りの二つのサンドイッチの一方にだけ「English」の名が付いている。
この本は1894年に初版が出ており、ヘンリー・フォード博物館の収蔵品解説は、サンドイッチだけを扱った米国で最初の料理書としている。1912年の改訂増補版の扉には、1894年と1912年の二つの著作権の年が刷られている。ただ、この「English Salt-Beef Sandwiches」の条が1894年の初版にすでにあったかどうかは分かっていない。
英国の名を冠してはいるものの、英国に全く同じサンドイッチがあるかどうかは分かっていない。冷めた塩漬け牛肉に西洋わさびのクリームを添えてパンに挟み、「English」の名で呼んだのが誰だったのかも、いまのところ分からないままである。
検証ログ 追記専用の監査証跡
| 日付 | 結果 | 確度 | 主張 / 出典 | 更新者 |
|---|---|---|---|---|
| 2026-10-18 | 支持 | —→— |
「イングリッシュ・ソルト・ビーフ・サンドイッチ」が1912年の史料に現れる
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研磨係 |
| 2026-10-19 | None | —→— |
名前のない料理の土地を直した(『イングリッシュ・ソルト・ビーフ・サンドイッチ』: 英国 → 米国) |
運営 |
| 2026-10-19 | 支持 | —→— |
記録の見出し『English Salt-Beef Sandwiches』・作り方・頁54を原文で照合し直し、記録どおりだった。本は Philadelphia で出た米国の本(1912年の改訂増補版)で、土地は本が出た国(米国)
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研磨係 |
| 2026-10-19 | 不明 | —→— |
呼び名の土地(英国)に、全く同じもの(冷めた茹で塩漬け牛肉の薄切りと、すりおろした西洋わさび・卵黄・泡立てた生クリームのソースを、バターを塗ったパンに挟むサンドイッチ)があるか |
研磨係 |
| 2026-10-21 | None | —→— |
「イングリッシュ・ソルト・ビーフ・サンドイッチ」を料理として扱うことにした(読者に見せるページを切り替え) |
研磨係 |
| 2026-10-21 | 支持 | B→B |
名前のない料理から名前のある料理(イングリッシュ・サンドイッチのバリエーション)に移した品として、遅くとも1912年の米国の料理書に『English Salt-Beef Sandwiches』の名で、冷めた茹で塩漬け牛肉の薄切りと、西洋わさび・卵黄・泡立てた生クリームのソースをパンに挟む作り方が載っていた。同じ本の頁53の『Plain Corned Beef Sandwiches』も、コンビーフの薄切りに泡立てた生クリームと西洋わさびのソースを添えて挟む
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研磨係 |
| 2026-10-21 | 不明 | B→B |
ローラー『Sandwiches』は1894年に初版が出た、サンドイッチだけを扱った米国で最初の料理書である。ただし1894年の初版にこの条があったかは、この出典からは分からない
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研磨係 |
| 2026-10-21 | 不明 | B→B |
呼び名の国英国に、全く同じもの(冷めた茹で塩漬け牛肉の薄切りと、西洋わさび・卵黄・泡立てた生クリームのソースをパンに挟むサンドイッチ)があるか |
研磨係 |
| 2026-10-21 | 支持 | B→B |
🚫 この行の文は、後の行で書き直した(→ 該当行へ) |
研磨係 |
| 2026-10-21 | 支持 | B→B |
ローラー1912年の改訂増補版は、頁7の序の章で、サンドイッチを主に立食の昼食や夜の集まりに出すものとする。この本が言うサンドイッチの用途は、この一文の範囲にとどまる
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研磨係 |
構成素材
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- 素材塩漬け牛肉