食材から辿る / 在来

ピスタチオ 素材 時期 B検証済

原産地 中央アジア ・ 成立年代 -7200〜

ピスタチオが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。

原産地(南中央アジア〜北イラン・北アフガニスタン)での採取・食用は先史に遡る。物証で確認できる最古はウズベキスタン Toda Cave の炭化殻=前8千年紀(9200年前・殻割り用の敲石を伴う)で、Kaynar Kamar 岩陰では前10千年紀から継続的な消費が報告される。これらは 初出年(遅くともこの年には食べられていた)であって発祥年ではない。栽培化(接ぎ木を要する雌雄異株の樹木)の年代は未確定(遺伝学は約8000年前と推定するが考古学的裏づけは薄い)。西方へは前1千年紀末までにシリアへ達し、ローマには後1世紀(大プリニウス『博物誌』がシリア総督ウィテッリウス〔在職35年〕によるイタリア導入を記す=西方での初出年)

3ゲート

食材入手ゲート
在来(採取)。Pistacia vera は南中央アジア(ウズベキスタン・タジキスタン)/北イラン/北アフガニスタンの野生分布域が原産で、原産地では先史から野生林の実を採取して入手。物証は炭化殻: ウズベキスタン Toda Cave 前8千年紀(9200年前)、Kaynar Kamar 岩陰は前10千年紀からの継続的消費、北アフガニスタン Shortughai(前3千年紀後半・Willcox「野生から採取」)、タジキスタン Sarazm(前3千年紀)。到来台帳: 在来@中央アジア -7200(幅-9500〜-7200)。栽培化(接ぎ木依存)の年代は未確定で、これは食用成立の下限を動かさない
調理技術ゲート
殻割り(堅い内果皮を割って仁を取り出す)。実は完熟しても自然に開かない個体があり、Toda Cave では炭化殻に伴い割るための敲石(pitted stones/hammer stones)が共伴。生食のほか炒る・搗くなどの加工も在来知
場ゲート
食材入手(採取)と同年。原産地・中央アジア〜北イラン/北アフガニスタンの野生ピスタチオ林で採取した人々(先史の採集民・のち在地農牧民)がその場で食用にしたため場ゲートは退化。段/接面/担い手の制約なし

各地への伝来 2

各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。

  • 前9500〜前7200頃 中央アジア 在来
  • 35頃 イタリア 交易路流通

ピスタチオを使う料理 2

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