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カナッペ・ア・ラ・トリニダード 時期 C起源説 B検証済

確度は2軸: 時期=成立時期の固さ/起源説=発祥譚(説)の固さ(A〜Dの4段階・別々に持つ)。確度とは?→

米国 ・ 遅くとも1912年までに米国で(始まりは未特定) ・ 成立年代 〜1912 ・ 最後に揃った食材 鶏肉

記章(DB由来の作図・装飾/監修・認証ではない)|起源説確度B・検証済B記章(DB由来の作図・装飾)

食パンをくり抜いて焼いたトーストの器に、鶏の胸肉と仔牛の胸腺(スイートブレッド)を合わせたマッシュルームのクリーム煮を詰める温かいカナッペが、遅くとも1912年には「Canapés à la Trinidad」の名で米国のサンドイッチの本に載っていた。名にあるトリニダードが何を指すのかは分かっていない。

3ゲート

食材入手ゲート
ゆでた鶏の胸肉、仔牛の胸腺、生のマッシュルーム、バター、小麦粉、牛乳、固ゆで卵の黄身、塩、胡椒、食パン、卵白、トリュフかパセリ(1912年 ローラー『Sandwiches』頁71〜72)
調理技術ゲート
パンの耳を落とし、半数は中をくり抜いて幅1インチの枠にし、残りをトーストして台にする。枠の縁に卵白を塗って台に載せ、オーブンで焼いて器にする。バターでマッシュルームを炒め、小麦粉・牛乳・塩・胡椒で煮て、さいの目の鶏肉とほぐした胸腺を加えて湯せんで温め、器の中央に詰めて、裏ごしした卵黄とトリュフかパセリを飾る
場ゲート
米国のサンドイッチの本の、温かいカナッペの品の一つ。著者は夕食ではスープの次に出し、婦人の昼食会や夜食では主菜にもなると書く

成立年代と食材入手ゲート

食材入手(1607年・在地/到来)が最後に揃った条件で、成り立ちうる最も早い年はその条件が揃った年になる。成立年代の帯は、その年以降にある。場ゲート(料理が成立し広まった場)は年で表せないので、図には出さない。

成立年代と成立ゲート成立 〜1912食材入手・最後に揃った 1607(在地/到来/鶏肉)15471942
  • 食材入手(流通/在地/加工の経路を内包)
  • 太線=最後に揃った条件(最も遅い=成立を縛る)
  • 細線=既に充足
  • 場ゲート(年で表せないので図には出さない)

検証メモ: パンの耳を落として半数の中をくり抜いて枠にし、トーストした台に貼り付けてオーブンで焼いた器に、マッシュルームを炒めて小麦粉と牛乳で煮たクリーム煮にさいの目の鶏の胸肉とほぐした仔牛の胸腺を加えて詰め、裏ごしした固ゆで卵の黄身とトリュフかパセリを飾る温かいカナッペ。フィラデルフィアで出た S. T. ローラー『Sandwiches』の1912年の増補改訂版が『Canapés à la Trinidad』の名で載せ、温かいカナッペの中で最も見栄えがよい品と書く。本はトリニダードが土地の名か人の名かを書いておらず、なぜこの名が付いたのかは分かっていない。

起源説

未確定

★主 遅くとも1912年の米国の料理書、S. T. ローラー『Sandwiches』に『Canapés à la Trinidad』の名で載っていた(始まりは未特定) B

フィラデルフィアで出た S. T. ローラー(Sarah Tyson Rorer)の『Sandwiches』1912年の増補改訂版は、頁71〜72に『Canapés à la Trinidad』の見出しで、パンの耳を落として半数の中をくり抜いて枠にし、トースト…続きを読む

フィラデルフィアで出た S. T. ローラー(Sarah Tyson Rorer)の『Sandwiches』1912年の増補改訂版は、頁71〜72に『Canapés à la Trinidad』の見出しで、パンの耳を落として半数の中をくり抜いて枠にし、トーストした台に卵白で貼ってオーブンで焼いた器に、マッシュルームを炒めて小麦粉と牛乳で煮たクリーム煮にさいの目の鶏の胸肉とほぐした仔牛の胸腺を加えて詰め、裏ごしした固ゆで卵の黄身とトリュフかパセリを飾る作り方を載せる。著者は温かいカナッペの中で最も見栄えがよいと書き、夕食ではスープの次に、婦人の昼食会や夜食では主菜にも出せるとする。同じ本の他の胸腺のカナッペは平たいパンに載せる形で、この品とは違う。本の著作権表示は1894年と1912年を並べるが、1894年の初版は見ておらず、この条が初版にあったかは分からない。本はトリニダードが土地の名か人の名かを書いておらず、なぜこの名が付いたのか、誰がいつ作り始めたのかは分からない。

解説

パンを焼いて器にする

フィラデルフィアの Arnold and Company から出た S. T. ローラー(Sarah Tyson Rorer)の『Sandwiches』は、1912年の増補改訂版の頁71〜72で、カナッペを集めた部の一品としてこの作り方を載せている。用意するのは、ゆでた鶏1羽の胸肉の半分、仔牛の胸腺1対、大きな生のマッシュルーム6個と食パン12枚である。パンは耳を落とし、半数は中をくり抜いて幅1インチ(約2.5センチ)の枠にする。残りの半数はトーストして台にし、枠の焼いていない縁に卵白を少し塗って台に載せ、オーブンに入れて上側も焼く。こうしてパンだけでできた器が仕上がる。

マッシュルームのクリーム煮を詰める

詰め物は、バターでマッシュルームを炒めるところから始まる。マッシュルームが少ししんなりしたら小麦粉を混ぜ、牛乳、塩、胡椒を加えて煮る。そこへさいの目に切った鶏肉とほぐした胸腺を加え、湯せんにかけて10分から15分温める。温めた皿の上でトーストの器の中央に詰め物を入れ、固ゆで卵の黄身を裏ごしして飾り、刻んだトリュフかパセリを散らす。

スープの次に出す

ローラーはこの品を、温かいカナッペの中で最も見栄えがよいと書いている。夕食ではふつうスープの次に出すが、婦人の昼食会や夜食では主菜にしてもよいという。

検証ストーリー

見出しの「Canapés à la Trinidad」という名は、ローラーの『Sandwiches』の中で、目次と本文と索引の3か所にしか出てこない。名の由来を説明する言葉は本のどこにも無く、トリニダードが土地の名なのか人の名なのかも書かれていない。なぜこのカナッペがその名で呼ばれたのかは分かっていない。

同じ本の一つ前の頁には、胸腺とマッシュルームを白いソースで煮て平たいパンに載せ、絞ったマッシュポテトを飾る胸腺のカナッペがある。胸腺とマッシュルームを使うところは同じだが、パンをくり抜いて器にし、鶏肉と胸腺のクリーム煮を詰めるトリニダードの名の品とは形が違い、本も別の品として並べている。

『Sandwiches』の著作権表示には、1894年と1912年の二つの年が並んでいる。1912年の版は増補改訂版で、1894年の初版にこのカナッペがすでに載っていたのかどうかは分かっていない。

この品について言えるのは、1912年の版に作り方と名が載っていたというところまでである。誰が、いつ、どこで作り始めたのかは分かっていない。

検証ログ 追記専用の監査証跡

日付結果確度主張 / 出典更新者
2026-11-01 支持 —→—
「鶏肉と胸腺とマッシュルームのカナッペ(トーストの器に詰めるクリーム煮)」が1912年の史料に現れる
追加係
2026-11-01 支持 —→—

🚫 この記述は後の検証で訂正された(→ 該当行へ)

パン12枚の耳を落とし、半数は中をくり抜いて幅1インチの枠にし、残り半数をトーストして台にする。枠の焼いていない縁に卵白を塗って台に載せ、オーブンで上側も焼いて器にする。バターでマッシュルームを炒め、小麦粉と牛乳・塩・こしょうを加えて煮て、さいの目の鶏肉とほぐした胸腺を加え、湯せんで温める。温めた皿でトーストの器の中央にこれを入れ、裏ごしした固ゆで卵の黄身を飾り、刻んだトリュフかパセリを振る。この作り方は1912年にフィラデルフィアで出たサンドイッチの本の頁71〜72に載っている。著者は温かいカナッペで最も見栄えがよいと書き、夕食ではスープの次に、婦人の昼食会や夜食では主菜にもなるとする。DB にある胸腺のカナッペ(1909年・1919年)は、胸腺を刻んで平たいトーストに載せる形で、トーストの器に鶏肉と合わせたクリーム煮を詰めるこの形とは違うので分けておく。年は1912年
研磨係
2026-11-01 支持 —→—
パン12枚の耳を落とし、半数は中をくり抜いて幅1インチの枠にし、残り半数をトーストして台にする。枠の焼いていない縁に卵白を塗って台に載せ、オーブンで上側も焼いて器にする。バターでマッシュルームを炒め、小麦粉と牛乳・塩・こしょうを加えて煮て、さいの目の鶏肉とほぐした胸腺を加え、湯せんで温める。温めた皿でトーストの器の中央にこれを入れ、裏ごしした固ゆで卵の黄身を飾り、刻んだトリュフかパセリを振る。この作り方は1912年にフィラデルフィアで出たサンドイッチの本の頁71〜72に載っている。著者は温かいカナッペで最も見栄えがよいと書き、夕食ではスープの次に、婦人の昼食会や夜食では主菜にもなるとする。同じ本の頁70の胸腺のカナッペ(胸腺とマッシュルームの白いソース煮を平たいパンに載せ、絞ったマッシュポテトを飾る)と、1919年の本の胸腺のカナッペ(冷たい和え物をトーストに載せる)は、トーストの器に鶏肉と胸腺のクリーム煮を詰めるこの形とは違うので分けておく。この本は著作権表示に1894年と1912年を並べるが、1894年の初版は見ていないので、この条が初版にあったかは分からない。年は1912年
研磨係
2026-11-01 None —→—
「鶏肉と胸腺とマッシュルームのカナッペ(トーストの器に詰めるクリーム煮)」を料理として扱うことにした(読者に見せるページを切り替え)
研磨係
2026-11-01 支持 —→B
遅くとも1912年の米国の料理書に『Canapés à la Trinidad』の名で、トーストの器に鶏肉と胸腺とマッシュルームのクリーム煮を詰めるカナッペが載っていた。名前の付いた品なので、呼び名の分け方に従って名前のある料理として扱う。本の著作権表示は1894年と1912年を並べ、手に入る複製(Internet Archive の3点と Project Gutenberg)はどれも1912年の版で、1894年の初版は見ていない。本はトリニダードが何を指すかを書いていない
研磨係

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構成素材

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  • 素材スイートブレッド成立史は準備中
  • 素材パン成立史は準備中
  • 素材マッシュルーム成立史は準備中
  • 素材鶏肉

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