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アストリア・サンドイッチ 時期 C起源説 B検証済

確度は2軸: 時期=成立時期の固さ/起源説=発祥譚(説)の固さ(A〜Dの4段階・別々に持つ)。確度とは?→

米国 ・ 遅くとも1901年までに米国で(始まりは未特定) ・ 成立年代 〜1901 ・ 最後に揃った食材 パン

記章(DB由来の作図・装飾/監修・認証ではない)|起源説確度B・検証済B記章(DB由来の作図・装飾)

鶏のスープとゼラチンで冷やし固めた鮭の寄せ物を、バターを塗った全粒粉パンに載せ、サワーマヨネーズを塗って出すサンドイッチが、遅くとも1901年には「ASTORIA(アストリア)」の名で、サンドイッチだけを集めた米国の料理書に載っていた。なぜアストリアと呼ぶのかは分かっていない。

3ゲート

食材入手ゲート
ゼラチン、鶏の煮汁とスープ、セロリ、パセリ、クローブ、メース、塩、胡椒、火を通した鮭、全粒粉パン、バター、サワーマヨネーズ(1901年 サウスワース『One Hundred and One Sandwiches』頁7)
調理技術ゲート
ゼラチンを鶏の煮汁に浸してふやかし、セロリ・パセリ・クローブ・メースなどで強く味をつけた鶏のスープを加えて漉し、ほぐした鮭を入れて氷で冷やし固める。バターを塗った全粒粉パンに載せ、サワーマヨネーズを塗って出す
場ゲート
サンドイッチだけを集めた米国の小さな料理書に、魚の品の一つとして載る。この条はどんな場で出すかを書いていない

成立年代と成立ゲート

最後に揃った食材(パン)は在来で、到来による制約がない。下限の縦線は無く、帯は成立年代を示す。

成立年代と成立ゲート成立 〜190118851909

検証メモ: ゼラチンを鶏の煮汁でふやかし、香味野菜と香辛料で強く味をつけた鶏のスープを加えて、ほぐした鮭を入れて冷やし固めた寄せ物を、バターを塗った全粒粉パンに載せ、サワーマヨネーズを塗るサンドイッチ。サンフランシスコで出た May E. サウスワース編『One Hundred and One Sandwiches』(扉は1902年、著作権表示は1901年)が『ASTORIA』の名で載せる。1909年のシカゴのサンドイッチの本には同じ寄せ物を鶏の胸肉で作る品が別の名で載る。なぜアストリアの名が付いたのかは、本に書かれておらず分かっていない。

起源説

未確定

★主 遅くとも1901年の米国の料理書、M. E. サウスワース『One Hundred and One Sandwiches』に『Astoria』の名で載っていた(始まりは未特定) B

サンフランシスコで出た May E. サウスワース(May E. Southworth)編『One Hundred and One Sandwiches』(扉は1902年、著作権表示は1901年)は、頁7に『ASTORIA』の見出しで、ゼラチン2オンスを鶏の煮…続きを読む

サンフランシスコで出た May E. サウスワース(May E. Southworth)編『One Hundred and One Sandwiches』(扉は1902年、著作権表示は1901年)は、頁7に『ASTORIA』の見出しで、ゼラチン2オンスを鶏の煮汁1カップに浸してふやかし、セロリ・パセリ・クローブ2個・メース・塩・胡椒で強く味をつけた鶏のスープ3カップを加えて漉し、火を通してほぐした鮭を入れて氷で冷やし固め、バターを塗った全粒粉パンに載せてサワーマヨネーズを塗って出す作り方を載せる。この本はサンドイッチだけを集めた小さな本で、品を魚・卵・サラダ・肉などに分けて並べる。1909年にシカゴで出た別のサンドイッチの本には同じ寄せ物の作り方が『Aspic Jelly Sandwich』の名で載るが、中身は鮭でなく鶏の胸肉で、1912年版のローラー『Sandwiches』にも鮭をゼラチンで寄せる品は無い。本は名の由来を書いておらず、アストリアが地名か人名・ホテル名かも含めて、なぜこの名が付いたのか、誰がいつ作り始めたのかは分からない。

解説

鶏のスープで鮭を寄せる

サンフランシスコの出版社 D. P. Elder & Morgan Shepard から出たメイ・E・サウスワース(May E. Southworth)編の『One Hundred and One Sandwiches』は、頁7に「ASTORIA」の見出しでこの品を載せている。扉には1902年、扉の裏の著作権表示には1901年の年が刷られている。まずゼラチン2オンス(60グラム足らず)を鶏を煮た汁1カップに浸し、すっかり柔らかくなるまでふやかす。そこへ、セロリ、パセリ、クローブ2個、メース(ナツメグの種を包む皮を干した香辛料)ひとかけ、塩、胡椒で強く味をつけた鶏のスープ3カップを加えて器に漉し入れ、火を通して細かくほぐした鮭を加えて、氷にあてて固める。

全粒粉パンに載せて出す

固まった寄せ物は、バターを塗った全粒粉パンに載せ、サワーマヨネーズを塗って出す。条はそこで終わっていて、もう1枚のパンで上から覆うのか、寄せ物をどう切り分けるのかは書かれていない。

サウスワースのこの本はサンドイッチだけを集めた小さな本で、品を魚・卵・サラダ・肉などに分けて並べており、アストリアは魚の品の一つとして出てくる。

検証ストーリー

サウスワースの本で「Astoria」の名が出てくるのは、頁7の見出しと巻末の索引の2か所だけで、名の由来を説明した箇所は無い。アストリアがオレゴン州の町の名なのか、ニューヨークの地名なのか、あるいは人やホテルの名にちなむのか、本は何も語っておらず、この品がなぜそう呼ばれたのかは分かっていない。

1909年にシカゴで出たエヴァ・グリーン・フラー(Eva Greene Fuller)の『The Up-to-Date Sandwich Book』は400通りのサンドイッチを集めた本だが、アストリアの名の品は載っていない。その頁88には「Aspic Jelly Sandwich」の名で、ゼラチン2オンスを鶏を煮た汁に浸し、パセリ、セロリ、クローブ、メースで味をつけたスープを加えて冷やし固め、全粒粉パンに載せる作り方がある。スープの作り方はアストリアとよく似ているが、寄せる中身は鮭ではなく細く裂いた鶏の胸肉で、固まったものを飾り型に切ってからパンに載せる。中身の違うこの品をアストリアと同じものとみることはできず、二つの作り方がどうつながるのかも分かっていない。フラーの本に並ぶ鮭のサンドイッチは、どれもゼラチンを使わない。

1912年にフィラデルフィアで出た S. T. ローラー(S. T. Rorer)の『Sandwiches』の改訂増補版にも、アストリアの名の品は無い。この版の鮭のサンドイッチでは、冷めたゆで鮭か缶詰の鮭をほぐして塩、胡椒、レモン汁をふり、バターを塗った全粒粉パンか黒パンに載せて、刻んだクレソンかセロリを厚く重ねる。真ん中にマヨネーズを大さじ1杯置き、バターを塗ったもう1枚のパンで覆って押さえ、耳を落として三角に切る。鮭はほぐしたまま使い、ゼラチンで寄せはしない。

確かなのは、遅くとも1901年にはこの品がサウスワースの本に載っていたことまでで、誰がいつどこで作り始めたのかは分かっていない。

検証ログ 追記専用の監査証跡

日付結果確度主張 / 出典更新者
2026-11-01 支持 —→—
「アストリア・サンドイッチ」が1901年の史料に現れる
追加係
2026-11-01 None —→—
「アストリア・サンドイッチ」を料理として扱うことにした(読者に見せるページを切り替え)
追加係
2026-11-01 支持 B→B
遅くとも1901年の米国の料理書に『ASTORIA』の見出しで、ゼラチンで冷やし固めた鮭の寄せ物をバターを塗った全粒粉パンに載せ、サワーマヨネーズを塗って出す作り方が載っていた。本はサンフランシスコで出た米国の本で、扉は1902年、著作権表示は1901年
研磨係
2026-11-01 不明 B→B
1909年にシカゴで出た別の米国のサンドイッチの本には、アストリアの名の品は無い。同じ寄せ物の作り方(ゼラチン2オンスを鶏の煮汁に浸し、セロリ・パセリ・クローブ・メースで味をつけたスープを加えて冷やし固め、全粒粉パンに載せる)は『Aspic Jelly Sandwich』の名で載るが、中身は鮭でなく鶏の胸肉なので、同じ品としては数えない
研磨係
2026-11-01 不明 B→B
1912年版のローラー『Sandwiches』には、アストリアの名の品も、鮭をゼラチンで寄せてパンに載せる品も無い。ゼラチンを使う品は鶏の練り物だけで、鮭の品はゼラチンを使わない
研磨係
2026-11-01 不明 B→B
なぜアストリアの名が付いたのか(オレゴン州の町か、ニューヨークの地名か、人名やホテルの名か)
研磨係

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構成素材

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