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キムチの前史(唐辛子以前の塩漬け・沈菜) 時期 C 起源説 C 検証済

確度は2軸: 時期=成立時期の固さ/起源説=発祥譚(説)の固さ(A〜Dの4段階・別々に持つ)。

朝鮮半島 ・ 三国〜高麗(唐辛子以前) ・ 成立年代 1200–1600 ・ 主役食材 野菜

記章(DB由来の作図・装飾/監修・認証ではない)|起源説確度C・検証済C記章(DB由来の作図・装飾)

これはキムチ(唐辛子入り)前史(古層)です。現行型を成立させた律速食材「唐辛子(新大陸)」を欠く時代の祖型で、現行型とは別の時計で測ります。

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赤いキムチは唐辛子の伝来後に生まれた比較的新しい姿で、その前には唐辛子を欠く塩漬け・乳酸発酵の野菜があった。この古層の確実な文献下限は高麗期(13世紀)にあり、語源「沈菜」もそこに連なる。

検証ハイライト 俗説 → 判定 → 根拠

主な説
唐辛子以前の塩漬け野菜(沈菜チムチェ/トンチミ/白いキムチ)。高麗期の文献に漬物の記録
判定
諸説あり(対立説を併記)
主な根拠
支持東国李相国集(李奎報, 13世紀高麗)— 蘿蔔(大根)の塩漬け・醤漬け詩文重み5 支持三国志魏志東夷伝(3世紀)— 朝鮮半島住民が菜を漬けて食する記録重み5

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3ゲート

食材ゲート
野菜・塩は在来。唐辛子を欠く=律速食材なし
流通・技術ゲート
塩蔵・乳酸発酵
場ゲート
家庭の保存食

成立年代と食材ゲート

主役食材は在来、または到来データが未登録のため、到来による下限(縦線)は表示していない。帯は成立年代を示す。

成立年代と成立ゲート成立 1200–160011601640

検証メモ: #12キムチ(唐辛子入り現行型)から分離した前史古層。唐辛子・白菜を欠く塩漬け・乳酸発酵野菜(沈菜チムチェ/トンチミ/白いキムチ)。確実な文献下限は高麗期:李奎報『東国李相国集』(13世紀)に大根の塩漬け・醤漬け。語源も沈菜(딤채)→キムチ。三国時代(魏志東夷伝3世紀)まで遡る説もあるが間接記録のため固さはC。律速食材なし(野菜・塩は在来)=食材ゲートに縛られない在来層。下限1200は高麗期の確実な文献記録、上限1600は唐辛子導入前。

起源説

諸説併記

★主 キムチの前史(唐辛子以前の塩漬け・沈菜)の主要起源説 C

唐辛子以前の塩漬け野菜(沈菜チムチェ/トンチミ/白いキムチ)。高麗期の文献に漬物の記録

古層は三国時代まで遡る(魏志東夷伝・三国史記の漬物記録, 紀元前後〜7世紀) C

塩漬け野菜の習慣はさらに古く三国時代以前に遡るとする説。『三国志』魏志東夷伝(3世紀)に朝鮮半島住民が菜を漬けて食する記録、『三国史記』に発酵用の甕の言及。ただし三国期の記録は間接的・一般的な漬物の言及で、沈菜という命名・具体形は高麗期ほど確実でない。

検証ログ 追記専用の監査証跡

日付結果確度主張 / 出典更新者
2026-06-20 07:18:54 支持 C→C
唐辛子以前の塩漬け野菜層は高麗期(13世紀)に確実な文献証拠がある
李奎報『東国李相国集』(13世紀)の大根塩漬け・醤漬け詩、高麗史の祭祀供物の漬物で高麗期の存在を確証。語源沈菜→キムチも一致。一次史料(重み5)裏取り済みだが、古層の精確な下限が三国期説と併存するため確度はCを維持。
polisher-3
2026-06-20 07:18:54 支持 C→C
塩漬け野菜の習慣は三国時代(3世紀)まで遡る
魏志東夷伝(3世紀)に朝鮮半島住民が菜を漬けて食する記録、三国史記に発酵甕の言及。ただし沈菜という命名・具体形は高麗期ほど確実でなく間接記録のため、高麗期下限説と対立併記(諸説併記C)とした。ジャンルの古さ自体は否定しない。
polisher-3
2026-06-20 07:18:54 支持 C→C
前史古層は律速食材を持たない在来層であり食材ゲートに縛られない
野菜・塩は在来。唐辛子・白菜(高麗期に中国経由で導入される白菜は別議論)を欠く白い漬物。律速食材なしのため到来年ゲートは適用外。現行キムチ#12との混同を避け、古層=現行形ではない点を明記。下限年を高麗期文献の1200に確定(before:None→after:1200)。
polisher-3

完了定義(DoD)

✅ 充足(3ゲート/2確度/C・D対立併記/C・D出典≥1/ゲート整合)

解説

この項が扱うのは、唐辛子が入る前のキムチ——塩漬け・乳酸発酵の野菜(沈菜チムチェ、トンチミ、白いキムチ)である。現行の赤いキムチから分離した前史の古層にあたる。主役は野菜、調味は塩で、いずれも朝鮮半島の在来食材だ。唐辛子を欠くということは、新大陸食材を律速にしないということであり、この層は食材ゲートに縛られない在来の保存食である。

確実な文献下限は高麗期に置かれる。李奎報の『東国李相国集』(13世紀)に、大根(蘿蔔)の塩漬け・醤漬けを詠んだ詩文がある。語源の面でも、沈菜(딤채)がキムチ(김치)へと連なる。下限を1200年(高麗期の確実な文献記録)、上限を1600年(唐辛子導入前)に置くのはこのためだ。間接的な記録に依る部分があるため、時期確度はCにとどまる。

技術は塩蔵と乳酸発酵で、甕に野菜を漬け込んで保存する。場としては家庭の保存食(大衆の食)であり、季節を越えて野菜を蓄える生活の知恵として営まれてきた。

研磨ストーリー

「キムチは古い」という言い方は、しばしば赤いキムチの古さと、唐辛子以前の漬物の古さを一緒くたにする。この項は、その二つを切り分けるために現行型のキムチから前史を分離したものだ。唐辛子と白菜を欠く塩漬け・乳酸発酵の野菜は、赤いキムチとは別の古層として扱われる。

確実に裏づくのは高麗期である。李奎報『東国李相国集』(13世紀)の大根の塩漬け・醤漬けの記録が、文献上の堅い下限を与える(検証ログでも「高麗期(13世紀)に確実な文献証拠がある」と支持)。

さらに古く、三国時代まで遡らせる説もある。『三国志』魏志東夷伝(3世紀)には朝鮮半島の住民が菜を漬けて食する記録があり、『三国史記』には発酵用の甕への言及がある。検証ログもこの三国時代起源を「支持」として記録している。ただし三国期の記録は間接的・一般的な漬物の言及であって、沈菜という命名や具体的な形は高麗期ほど確実ではない。

そこでDBは、確実に裏づく高麗期を下限の基準に据えつつ、三国時代まで遡る説は諸説併記(C)として並べる。「最も古そうな記録」へ一足飛びに起源を還元せず、固さの段階を明示しているわけだ。なお、この層が律速食材を持たない在来層であることも検証ログで確認されており、唐辛子の到来で下限が縛られる赤いキムチとは、成立の論理そのものが異なる。

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