食材から辿る / その他・調査中
乾燥パスタ 素材 時期 C検証済
乾燥パスタが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
アラブ支配下シチリア(9〜11世紀)に itriyya 製法が伝来し、遅くとも1154年(al-Idrisi『ルッジェーロ王の書』Trabia 条=初出年)には輸出産業として確立。成立年は特定できず窓は900〜1154、代表値1000
3ゲート
- 食材入手ゲート
- デュラム小麦セモリナ(硬質小麦の粗挽き)の入手=地中海で紀元後1千年紀にデュラム小麦が優勢化し、シチリアでは水車製粉が稼働(al-Idrisi 1154 が Trabia の常水で動く複数の製粉所を記録)
- 調理技術ゲート
- 生地を紐状に延ばす/押し出す成形+天日乾燥による脱水=長期保存に耐える乾麺化。地中海イスラーム圏の itriyya 製法として伝来
- 場ゲート
- 港を持つ商業生産地(シチリア・トラビア)での産業的製造と海上輸送市場。自家消費でなく船荷で輸出される商品として成立
各地への伝来 1
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 900〜1154頃 シチリア 交易路加工
乾燥パスタを使う料理 2
- スパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレ ナポリ1773年ごろ
- リングイネ・アッロ・スコーリオ イタリア1847年ごろ