食材から辿る / 旧大陸
ケッパー 素材 時期 B検証済
ケッパーが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
地中海〜西アジアに自生する野生植物ケッパー(Capparis spinosa)の蕾を採集し、塩漬け・酢漬けにする在来食材。近東の新石器遺跡(Tell Abu Hureyra 等)で第8千年紀BC(約9500年前)に種子が出土し、栽培以前からの採集食用が考古学的に裏づく。原産地での採集=入手と食用は同時に成立
3ゲート
- 食材入手ゲート
- 野生ケッパーの採集。地中海〜西アジア原産の在来野生植物で、採集=入手(栽培に依存しない)。第8千年紀BCの近東新石器遺跡で種子出土
- 調理技術ゲート
- 塩漬け・酢漬け(蕾を発酵/塩蔵して苦味を抜く)
- 場ゲート
- 採集民の食用化。食材入手(採集)と同年で、特定の場・階層に律速されない
各地への伝来 2
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 前8000〜前7000頃 地中海 在来
- 1500〜1750頃 ドイツ 交易路流通
ケッパーの到来が成立を縛った料理 1
ケッパーが届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の物理的な下限になります。
- ケーニヒスベルガー・クロプセ ドイツ1750年ごろ
ケッパーを使う料理 3
- パスタ・アッラ・ヴェスヴィアーナ ナポリ1700年ごろ
- ケソ・レジェーノ メキシコ・ユカタン半島1880年ごろ
- プッタネスカ ナポリ1900年ごろ