食材から辿る / 在来
みりん 素材 時期 B検証済
みりんが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
16世紀後半に日本で成立(当初は甘い酒=飲用)。文献初出は1586年『宗湛日記』の密林酒、1593年『駒井日記』の蜜淋酎、味醂表記は1614年『鹿苑日録』。江戸後期に調味料化し、1814年(文化11)下総国流山で堀切紋次郎が白味淋を確立
3ゲート
- 食材入手ゲート
- もち米・米麹・焼酎(またはアルコール)。律速は焼酎=蒸留酒。蒸留技術が15〜16世紀に琉球経由(シャム由来)で日本へ伝来し焼酎が入手可能になって初めて成立する=それ以前には作りえない。もち米・米麹は在来
- 調理技術ゲート
- 米麹による糖化・アルコール発酵を焼酎添加で止めて糖分を残す醸造技術(練酒・白酒系の甘い酒づくりに焼酎を合わせる)。16世紀に確立
- 場ゲート
- 造り酒屋(酒造業)。戦国後期に市場拡大、当初は上層階級の飲用、江戸期に庶民へ普及
各地への伝来 2
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 1580〜1615頃 日本 在来
- 1780〜1830頃 江戸 在来流通