食材から辿る / 新大陸(コロンブス交換)
ケチャップ 素材 時期 B検証済
ケチャップが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3つの成立条件(食材・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
米国で1812年に初のトマトケチャップ調理書記載(James Mease, フィラデルフィア)。現行の甘酸・瓶詰め形は19世紀後半に工業化・確立(Heinz 1876)。語自体は魚醤kê-tsiap由来でトマト以前の ketchup が前史
3つの成立条件
- 食材の条件
- 律速食材=トマト(新大陸原産・メキシコ→米国)。語源kê-tsiap(中国福建/インドネシアの魚醤)由来で、トマト以前は魚醤・キノコ・クルミの ketchup が前身(別系統の前史)
- 調理技術の条件
- トマトの煮詰め・裏漉しと糖・酢による保存加工。19世紀後半に工業的瓶詰め・保存料改良で安定した現行の甘酸調味料が確立(Heinz 1876)
- 場の条件
- 家庭調味料として登場し、商業生産(Heinz等)で大衆に普及。階層=大衆
各地への伝来 2
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 1812〜1876年 米国 技術発明加工
- 1908頃 日本 日本開国(明治)加工
ケチャップの到来が成立を縛った料理 1
ケチャップが届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の成り立ちうる最も早い年になります。
- オムライス 日本1908年ごろ
ケチャップを使う料理 4
- コクテル・デ・ランゴスタ コロンビア1900年ごろ
- ナポリタン 日本1945年ごろ
- バーントエンド 米国1950年ごろ
成立年不明 1
- エビチリ 日本 遅くとも 1958 年までに