食文化圏 / 東アジア
中国・江南料理の成立史
東アジアの食文化圏「中国・江南」に属する料理 3 品の成立史。 いつ・どこで成立したかを、3つの成立条件(食材・調理技術・場)・成立時期と起源説の確からしさ・検証ログで根拠まで辿れます。
この食文化圏の特徴
まだ 3 品のため情報が不十分。本サービスに掲載する料理が増えると、特徴がはっきりします。
成立年代の分布成立年代の分布(最古 1080 年〜最新 1817 年)。
料理 3 品
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定番 東坡肉
中国(浙江・杭州) 1080–?
蘇東坡が杭州で西湖の堤を築いた返礼の豚から東坡肉を作り、住民がその名をつけた——広く知られるこの物語は、後世の付会である。「東坡肉」の名が文献にあらわれるのは、北宋の祖型から500年余りのちの明・1606年が最初だ。
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定番 揚州炒飯
中国(江蘇・揚州) 1800–1927
揚州炒飯は隋の時代に生まれ、千四百年にわたって炒られてきた——揚州の観光宣伝が繰り返してきたこの由緒には、同時代の史料がない。その名を記した最も古い実物として知られるのは、1927年の広州の街角を写した写真に残る一枚の看板である。
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湯包(タンパオ)
中国(江蘇) 1817–1930
蒸籠の蓋を開けると、皮の内側に熱い湯をたたえた包子が並ぶ。この湯包を「北宋の都・開封から千年続く品」と語る由緒は名高いが、北宋の記録に残るのは包子の名だけで、いまの湯包へ続く道筋はそこに書かれていない。