食材から辿る / 取り合わせ
ニンジンと大根 取り合わせ 時期 C検証済
ニンジンと大根は、それだけでは一皿の形が決まらない食材の取り合わせです。 ニンジンと大根を合わせることが、いつ・どこで始まり、どう広まったかをまとめています。
遅くとも1853年(嘉永6年)までに日本で(始まりは未特定)
この取り合わせの素材 2
この取り合わせを成り立たせる素材の成立史へ。「成立史は準備中」の素材はまだページがありません。
- 素材ニンジン
- 素材大根成立史は準備中
起源説
未確定
★主 遅くとも1853年には献立の鱠に大根と人参を合わせていた(始まりは未特定) B
嘉永6年(1853)刊の家庭百科『広益秘事大全』は、月ごとの献立表の二月の鱠皿の段に、大根と人参を並べて生姜を添える一品を挙げる(崩し字の版本で、文言は研磨係の読み。同じ品のもう一つの材料は判読できない)。明治41年(1908)の本は、塩豚を賽の目に切って煮、馬鈴薯・蕪・大根・人参・玉葱・葱を加えて酒・醤油・砂糖で煮詰める甘煮を載せる。大正14年(1925)の惣菜の本には、鶏肉と玉葱のスープに細く切った大根と人参を入れる椀と、蚕豆と胡麻の味噌汁に賽の目の大根と人参を入れる汁が、昭和3年(1928)の漬物の本には、鱈・大根・キャベツ・人参を麹で漬ける北海道の鱈漬が載る。誰がいつ始めたかを示す史料は見つかっていない。
- 支持 池久吉『軽便豚肉貯蔵及料理法』新宿農事試験場、明治41年(1908)9月、国立国会図書館デジタルコレクション PID 849017 コマ15(印刷頁20〜21) 重み5
- 支持 主婦之友社編輯局 編『漬物の上手な漬け方』(主婦之友実用百科叢書 第32篇)主婦之友社、昭和3年(1928)、コマ31、国立国会図書館デジタルコレクション 重み5
- 支持 大日本料理研究会 編『斬新美味惣菜料理顧問』大日本料理研究会、大正14年(1925)、コマ20、国立国会図書館デジタルコレクション 重み5
- 支持 大日本料理研究会 編『斬新美味惣菜料理顧問』大日本料理研究会、大正14年(1925)、コマ26、国立国会図書館デジタルコレクション 重み5
- 支持 三松館主人『民家日用 広益秘事大全』京摂書肆(皇都 越後屋治兵衛ほか)、嘉永6年(1853)5月刊(刊記コマ43)、国立国会図書館デジタルコレクション PID 2555512(特1-206)コマ21 重み5
この取り合わせを使った名前のない料理 5
名前が付いていない料理の、史料に現れた例。同じ作り方は一つにまとめています。
日本
- 大根・人参の鱠主な素材はニンジンと大根。調理は和える。1853年の史料に現れる。
- 塩豚と野菜の甘煮主な素材はジャガイモと玉ねぎとニンジンと塩漬け豚(ソルトポーク)とネギとカブと大根。調理は煮る。1908年の史料に現れる。
- 蚕豆汁主な素材はゴマとソラマメとニンジンと大根。調理は煮る、調味は味噌。1925年の史料に現れる。
- 鶏肉と野菜のそぼろ椀主な素材は鶏肉と玉ねぎとニンジンと大根。調理は煮る。1925年の史料に現れる。
- 北海道の鱈漬主な素材はタラとキャベツとニンジンと大根。調理は漬ける、調味は塩・麹。1928年の史料に現れる。