食材から辿る / 在来
水牛乳 素材 時期 C検証済
水牛乳が、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
前3千年紀後半(インダス文明期の南アジア)。河川型水牛(Bubalus bubalis)はインド亜大陸北西部で家畜化され、成熟ハラッパー期(前2600-1900年)には獣骨・印章・土偶に日常的な家畜として現れる。乳加工の直接物証はグジャラート州コタダ・バドリの土器脂質残渣(前2300-1950年)で、乳源は『ウシとおそらく水牛』。文献上はチャラカ・サンヒター(1-2世紀)がマーヒシャ(水牛)乳を獣乳分類に明記=遅くともこの時点で確立
3ゲート
- 食材入手ゲート
- 水牛(Bubalus bubalis 河川型)の家畜化=インド亜大陸北西部で在来。成熟ハラッパー期以前に家畜化され、南アジアでは搾乳可能な家畜として在来(外来律速食材なし)
- 調理技術ゲート
- 搾乳と生乳利用(家畜化に続く二次生産物利用)。コタダ・バドリの土器脂質残渣が前2300-1950年に乳加工を直接証明(乳源はウシとおそらく水牛)
- 場ゲート
- 農牧集落の家庭内乳利用(食材入手=搾乳の開始と同年)。階層・接面を選ばない日常の在来食材
各地への伝来 2
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 前2500〜前1950頃 南アジア 在来
- 時期不明 ネパール 在来