食材から辿る / 旧大陸
フランクフルト・ソーセージ 素材 時期 C検証済
フランクフルト・ソーセージが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
現行の燻製フランクフルト・ソーセージ(純豚肉を細挽きし羊腸に詰めて燻煙をかける茹で腸詰)としての成立は19世紀。販売前に燻製をかける現行形は19世紀初頭に一般化し(de.wp)、1805年にフランクフルトの『Worschtquartier』で修業した肉屋 Johann Georg Lahner がフランクフルト式の腸詰をウィーンで製造=遅くとも1800年代初頭に Frankfurt 式が存在。名称が原産地表示として通用するのは1860年ごろ、1929年に法的にフランクフルト周辺産に限定。業界・市の伝承が言う『13世紀(1280年)から』『1487年初出』は、史料上の中世フランクフルト名物がいずれも Bratwürstchen(焼き腸詰)で現行の燻製茹で腸詰との連続性が示されず、一次史料未照合
3ゲート
- 食材入手ゲート
- 豚肉(在来)。中欧(LBK)への新石器パッケージ拡散で前5500頃までに豚が到来(到来台帳: 在来@ドイツ -5500年・幅-5500〜-5000/Guilaine 2001)。羊腸(ケーシング)・塩も在来
- 調理技術ゲート
- 純豚肉を細挽きして乳化させ羊腸に詰め、販売前に燻煙をかけて低温加熱する茹で腸詰(Brühwurst)製法。焼いて食べる従来の Bratwurst と異なり、燻製済みで湯で温めるだけの製品になる点が定義的。到来台帳: 燻製ブリューヴルスト製法 技術発明@ドイツ 1805年(幅1800–1860)
- 場ゲート
- venue=フランクフルト旧市街の食肉業者街(Worschtquartier)の肉屋・のちに工業的食肉加工 / stratum=大衆 / access=内陸都市(マイン川の商都) / community=フランクフルト市民
各地への伝来 2
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 1800〜1860頃 ドイツ 技術発明加工
- 1850〜1900頃 チリ 移民加工
フランクフルト・ソーセージを使う料理 1
- コンプレート チリ1920年ごろ