食材から辿る / 取り合わせ
豆腐とシイタケ 取り合わせ 時期 C検証済
豆腐とシイタケは、それだけでは一皿の形が決まらない食材の取り合わせです。 シイタケと豆腐を合わせることが、いつ・どこで始まり、どう広まったかをまとめています。
遅くとも1697年(元禄10年)までに日本で(始まりは未特定)
この取り合わせの素材 2
この取り合わせを成り立たせる素材の成立史へ。「成立史は準備中」の素材はまだページがありません。
- 素材シイタケ成立史は準備中
- 素材豆腐
起源説
未確定
★主 遅くとも元禄10年(1697)序の『和漢精進料理抄』に、椎茸と豆腐を一緒に煮て巻く精進の巻煎が載っていた(始まりは未特定) B
元禄10年(1697)序の精進料理書『和漢精進料理抄』の煮菜類に「巻煎(ケンチエン)」があり、材料に大根・牛蒡・栗・椎茸・麩・青菜・豆腐を挙げる。豆腐は切って油で揚げ、先に大根・牛蒡・青菜を炒り付け、あとから椎茸・麩・豆腐・栗を入れて醤油で味を付け、湯葉で巻く…続きを読む
元禄10年(1697)序の精進料理書『和漢精進料理抄』の煮菜類に「巻煎(ケンチエン)」があり、材料に大根・牛蒡・栗・椎茸・麩・青菜・豆腐を挙げる。豆腐は切って油で揚げ、先に大根・牛蒡・青菜を炒り付け、あとから椎茸・麩・豆腐・栗を入れて醤油で味を付け、湯葉で巻く。大正2年(1913)の『古事類苑』飲食部に引かれた本文を、頁の画像で確かめた。これより古く、元禄2年(1689)刊の『合類日用料理抄』にも、餅の類の「かうらいふのやき」の餡に木耳・椎茸・生姜・豆腐などを包むとあるが、活字に起こした翻刻を全文検索の文字で読んだだけで、頁の画像は確かめていない。天明5年(1785)刊の『柚珍秘密箱』には、味を付けた椎茸などの具と豆腐を柚の釜に入れて蒸す「柚かやく豆腐蒸」がある。いつ、どこで一緒に使われ始めたかは分からない。
- 支持 神宮司庁古事類苑出版事務所編『古事類苑』飲食部(国立国会図書館の巻表示は飲食部2、頁の柱は「飲食部四 料理下」)、神宮司庁、大正2年(1913)所引『和漢精進料理抄』上巻 煮菜類、印刷頁二五七〜二五八、国立国会図書館デジタルコレクション PID 897864 コマ64〜65 重み5
- 言及 吉井始子編『江戸時代料理本集成:翻刻』第1巻、臨川書店、1978年10月 所収『合類日用料理抄』(元禄2年=1689年刊)巻二 餅の類、国立国会図書館デジタルコレクション PID 12104879 コマ129(国立国会図書館内限定) 重み5
- 支持 器土堂『柚珍秘密箱』(内題『新著料理柚珍秘密箱』)、西村市郎右衛門ほか、天明5年(1785)刊、国立国会図書館デジタルコレクション PID 2536184 コマ24(左頁) 重み5
- 言及 吉井始子編『江戸時代料理本集成:翻刻』第2巻、臨川書店、1978年12月 所収『和漢精進料理抄』序、国立国会図書館デジタルコレクション PID 12104880 コマ120(国立国会図書館内限定) 重み5
この取り合わせを使った名前のない料理 2
名前が付いていない料理の、史料に現れた例。同じ作り方は一つにまとめています。
日本
- 蕗寄せ豆腐主な素材は豆腐とフキとシイタケ。調理は蒸し。1925〜1927年の史料に現れる。
- 魚骨蒸・橙酢主な素材は豆腐とタイとシイタケ。調理は蒸し。1925年の史料に現れる。