食材から辿る / 新大陸(コロンブス交換)

ブレデスマファナ 素材 時期 C検証済

成立年代 1767〜

ブレデスマファナが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。

アマゾン(ブラジル〜ペルー)原産のキク科ハーブ Acmella oleracea。野生個体群が知られない栽培品種(cultigen)で、野生種 Acmella alba から先住民が栽培化したとされる=原産地での栽培化・食用開始の年代は不詳(先コロンブス期)。文献初出=1767年(Linnaeus, Syst. Nat. ed.12, 2:534 で Spilanthes oleracea として記載。種小名 oleracea=『野菜の』)。マダガスカルへはポルトガル人らによる植民地期の植物移動で伝播し(幅1700–1900)、現在はロマザヴァの署名食材ブレデスマファナとして定着

3ゲート

食材入手ゲート
在来(原産地アマゾンでの在地栽培): 野生種 Acmella alba から栽培化された Acmella oleracea を栽培して葉・花序を得る。原産地では自明に入手可能で開始年は不詳、記録上の最古は1767年(Linnaeus のプロトローグ)。マダガスカルでは在来でなく新大陸交換による到来(1700–1900)
調理技術ゲート
生葉・花序をそのまま噛む/茹でる・煮込みに入れる(葉物の在来の用法)。しびれ成分スピランソール(spilanthol)は加熱後も残り、ロマザヴァ特有のしびれを与える。特別な加工技術を要さない
場ゲート
原産地アマゾンでの食用は在地栽培による入手と同時に成立(栽培地=食卓)。場ゲートは退化

各地への伝来 2

各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。

  • 1700〜1900頃 マダガスカル 新大陸交換
  • 時期不明 ブラジル 在来在地栽培

ブレデスマファナの到来が成立を縛った料理 1

ブレデスマファナが届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の物理的な下限になります。

← ほかの食材を見る