食材から辿る / 在来

ラクダ肉 素材 時期 C検証済

成立年代 -2500〜

ラクダ肉が、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。

アラビア半島(ヒトコブラクダ)と中央アジア(フタコブラクダ)の在来動物。原産地では家畜化以前から野生ラクダを狩猟して肉を得ており、開始年は不詳。ドバイ Al Sufouh 2 の前3千年紀〜前2千年紀の解体痕付き骨群が狩猟・解体=肉利用を直接示す(初出年=前3千年紀)。家畜化はフタコブラクダが前3千年紀初頭の南西中央アジア(シャフリ・ソフタ Phase6 ほか)、ヒトコブラクダは南東アラビアで前3千年紀初頭説(Sala 2017)と前1000年ごろ説(骨サイズ減少・古代DNA)が対立。代表下限 -2500 は解体痕の初出年に錨を打った保守的な値で、実際の食用開始はこれより古い(初出≠発祥)

3ゲート

食材入手ゲート
在来(アラビア半島の野生ヒトコブラクダ Camelus dromedarius/中央アジアの野生フタコブラクダ Camelus ferus を狩猟して肉を得る。のち家畜化で定常供給へ)。狩猟による肉利用は Al Sufouh 2(ドバイ)の前3千年紀〜前2千年紀の解体痕付き骨群で確認され、遅くとも前3千年紀には行われていた
調理技術ゲート
火による加熱調理(焼く・煮る)と乾燥保存
場ゲート
原産地(アラビア半島・中央アジアの乾燥帯)での食用は狩猟=入手と同時に成立。場ゲートは退化

各地への伝来 3

各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。

  • 前3000〜前2000頃 アラビア半島 在来
  • 前3000〜前2500頃 中央アジア 在来
  • 前1000〜100頃 東アフリカ 在来

ラクダ肉の到来が成立を縛った料理 1

ラクダ肉が届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の物理的な下限になります。

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