食材から辿る / 在来
Mavro 素材 時期 C検証済
Mavroが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
キプロスのブドウ栽培・ワイン生産はカルコリシック期に遡り、エリミ(Erimi)出土の土器(前3500〜3000年)に酒石酸が検出され地中海最古級のワイン痕跡(Belgiorno 2005 のアルケオメトリ分析)。Mavro はこの連続した在来ゲルムプラズムの主力黒ブドウで、遺伝的にキプロス在来の古品種(Grigoriou et al. 2020)。ただし前3500年の物証はブドウ/ワイン一般であって Mavro 単一品種の成立年ではなく、名の付いた品種としての文献初出は1877年 Rovasenda の『Cipro Nero』。品種としての正確な成立年は不明で、年代窓は広い
3ゲート
- 食材入手ゲート
- キプロス土着の黒ブドウ品種(Vitis vinifera)。在地栽培で得る在来食材。フィロキセラ禍を免れた接ぎ木なしの古い樹での栽培が現存(ampelography・遺伝解析でキプロス在来古品種と確認)
- 調理技術ゲート
- 収穫した果実の搾汁・醸造(ワイン)および生食・乾燥。ブドウ栽培・搾汁は在来自明
- 場ゲート
- キプロスの在来ブドウ栽培・ワイン文化での成立(Commandaria・在地の赤ワイン用の主力品種、栽培面積の約4〜7割)
各地への伝来 1
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 時期不明 キプロス 在来在地栽培