食材から辿る / 新大陸(コロンブス交換)

リャマ・アルパカ等の在来動物肉 素材 時期 C検証済

原産地 アンデス ・ 成立年代 -3500〜

リャマ・アルパカ等の在来動物肉が、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。

アンデス高地プーナ在来の動物(家畜化されたリャマ・アルパカ、およびその野生祖先ビクーニャ・グアナコ、在来鹿)の肉という総称素材。家畜ラクダ科の肉としてはアルパカ Vicugna pacos が先行し、ゲノム解析はその交雑起源をおよそ6300年前(前4300年ごろ)に置き、Wheeler のテラルマチャイ(ペルー・フニン高原)層序はアルパカ型を6000〜5500 BP(前4050〜前3550)、ラマ型を5000〜3800 BP(前3000〜前1800)に位置づける。代表値は前3500年ごろ、幅は前4300〜前1800年

3ゲート

食材入手ゲート
在来(アンデス高地プーナ原産・外来到来律速なし)。家畜ラクダ科の肉として最も早いのはアルパカ Vicugna pacos で、ゲノム解析は中期完新世(およそ6300年前=前4300年ごろ)にビクーニャと『グアナコ/ラマの祖先』が交雑して成立した homoploid hybrid とし、Wheeler のテラルマチャイ層序ではアルパカ型 6000〜5500 BP(前4050〜前3550)がラマ型 5000〜3800 BP(前3000〜前1800)に先行する。したがって総称素材としての物理的下限は前4300〜前3500年ごろ(代表値 -3500・食材ゲート台帳: リャマ・アルパカ等の在来動物肉@ペルー=在来)。家畜化以前の前史層として、野生のビクーニャ・グアナコと在来鹿(ワニャコ/タルカ)の狩猟肉が同遺跡最古層 9000 BP(前7000年ごろ)から食べられ、9200〜7100 cal BP にラクダ科への狩猟特化が進む(骨組成 29.7%→約90%)。単一種の家畜ラマ肉の窓は 素材『ラマ肉』の行(食材ゲート台帳: ラマ肉@ペルー=在来)が担う
調理技術ゲート
屠畜・解体と加熱(直火の串焼き、煮る、熱石煮 qala phurk'a)。保存は高地の冷気・強い日射・夜間の凍結を使う在来の干し肉/凍結乾燥 ch'arki(ケチュア語『干し肉』=英語 jerky の語源)。いずれも在来技術で自明
場ゲート
アンデス高地の在地の食。家庭の日常食であると同時に、形成期以降は祭祀・供犠の宴の肉でもあった(チャビン・デ・ワンタルの動物考古学は在地生産・在地消費を示す)

各地への伝来 1

各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。

  • 前3500頃 ペルー 在来在地栽培

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