食材から辿る / 在来
キャビア 素材 時期 C検証済
キャビアが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
カスピ海・黒海の在来チョウザメの卵を塩蔵した保存食。ペルシャ人が最初に塩漬け(語源 khav-yar/khaviyar=力の糧)。原産地での塩蔵開始年は不詳。文献初出初出年=前4世紀(アリストテレスがチョウザメ卵を宴の珍味と記述)。初出年=前350年ごろ
3ゲート
- 食材入手ゲート
- チョウザメ卵の入手(カスピ海・黒海の在来チョウザメ Acipenser 属を漁獲し卵を採取)。在来産物で原産地では自明に入手可能
- 調理技術ゲート
- 塩蔵(採取した卵を塩漬けにして保存=キャビアを定義する加工。ペルシャ語 khav-yar に由来)。在来の保存技術
- 場ゲート
- 食材入手=塩蔵加工とほぼ同年(原産地カスピ海・黒海周辺での食用は在来チョウザメの漁獲+塩蔵で成立。場ゲートは退化)。記録上の最古は前4世紀の古代地中海(アリストテレス)
各地への伝来 2
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 前350頃 イラン 在来加工
- 1100〜1150頃 ロシア 在来