食材から辿る / 旧大陸

パンノキ 素材 時期 C検証済

成立年代 -1000〜

パンノキが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。

ニューギニア〜メラネシア原産の高木パンノキ(Artocarpus altilis)。野生近縁種 A. camansi(breadnut/パンノミ)の栄養繁殖と人為選抜によりおよそ2000〜3000年前に栽培化され、ラピタ人の東方拡散(約3500〜3000年前)とともに太平洋各地へ運ばれた。原産地での食用成立=栽培化と同時で代表推定は前1000年ごろ(幅:前1500〜前1000年)。ミクロネシアでは A. mariannensis との交雑系統が生じ、ポリネシアでは種子の少ない/無い栽培品種が発達した

3ゲート

食材入手ゲート
在来(ニューギニア原産の野生近縁 A. camansi を在地で栄養繁殖・選抜して栽培化=パンノキ A. altilis 成立)=およそ前1000年ごろ(幅 前1500〜前1000年)。原産地では外来食材ゲートに縛られない
調理技術ゲート
果実を焼く/蒸す/地炉(ウム・イム)で加熱、あるいは発酵貯蔵(マー等)。いずれも原産地在来の自明な用法
場ゲート
原産地ニューギニア〜オセアニアの村落・屋敷林での栽培と食用は入手(栽培化)と同時に成立。場ゲートは退化

各地への伝来 2

各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。

  • 前1500〜前1000頃 ニューギニア 在来在地栽培
  • 1793〜1795頃 西インド諸島 植民地交易流通

パンノキの到来が成立を縛った料理 1

パンノキが届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の物理的な下限になります。

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