食材から辿る / 新大陸(コロンブス交換)
パパイヤ 素材 時期 C検証済
パパイヤが、いつ・どこで食べ物として成立し、各地へどう伝わったかをまとめています。 原産地での成立を3ゲート(食材入手・調理技術・場)で示し、その後の各地への到来を記録でたどります。
メソアメリカ(メキシコ南部〜中米の低地)原産。前コロンブス期にマヤ低地社会で栽培化されたとする説が有力だが直接の考古学的証拠は未発見で栽培化年代は未確定=幅は前2000年ごろ〜1492年。文献初出は1526年、オヴィエド『Sumario de la natural historia de las Indias』がパナマ〜コロンビア沿岸のパパイヤを記載(初出であって発祥ではない)。以後スペイン人によりカリブ→フィリピン(16C後半)→インド(1600年前後)へ拡散
3ゲート
- 食材入手ゲート
- 栽培化・採取(メソアメリカ低地在来の Carica papaya。原産地では在来。前コロンブス期の栽培化で年代未確定、幅 前2000年ごろ〜1492年。到来台帳: 在来@メソアメリカ 幅-2000〜1492)
- 調理技術ゲート
- 完熟果はそのまま生食(在来の自明な用法)。未熟果(青パパイヤ)は野菜として加熱・和え物に用いる。乳液のパパインによる肉の軟化も在来知
- 場ゲート
- 原産地メソアメリカ低地の在地の食用。食材入手(在来の栽培化・採取)と同時に成立するため場ゲートは退化(食材入手と同年)
各地への伝来 3
各地で食べ物として定着した時期の記録です。地域によっては、それに先立つ物理的な到来(観賞用など、食用より前の前史)が含まれることがあります。
- 前2000〜1492頃 メソアメリカ 在来在地栽培
- 1550〜1623頃 インド 新大陸交換流通
- 1550〜1600頃 フィリピン 新大陸交換
パパイヤの到来が成立を縛った料理 1
パパイヤが届く前には成り立たなかった料理です。到来年が、その料理の物理的な下限になります。
- ガロウティ・ケバブ 北インド1722年ごろ